ななしのはにわの雑記帳

映画やアニメの感想をつらつらと。個人的見解に基づく批判なんかもあるため注意

BNAのOP考察まとめ 後半戦

どうもどうも、はにわです
では後半戦やってきましょう。
ここからは12話まで見たという前提でネタバレ全開で進めていきます
みんなネトフリで見ようね!

前半戦はこちら(ネタバレはこちらはほぼないです)
BNAのOP考察まとめ 前半戦 - ななしのはにわの雑記帳


では早速いきましょう
2つのシーンをピックアップします

では前半戦の答え合わせから

まずは前半戦の答え合わせ。
1〜5話と6〜11話で変わった部分はズバリココ!

ここが6話以降は…

こうなってると(直撮りですみません…色味が崩れてしまった…)
前半は瞳の中には「ヒトのみちるの後ろ姿」
後半は「銀狼の遠吠え」

基本的に舞台やキャラクターの紹介に主眼が置かれた前半(1〜5話)
銀狼教団・シルヴァスタ製薬編 の後半(6〜12話)
で単純に区切ったと考えるのが無難そうです

以下蛇足
前半と後半でのテーマの違いを一応拙いながらここを考察すると
前半(1〜5話)はみちるの目的は「ヒトに戻る」ことにあります。(5話は微妙)
4話で特に苦労することなく、ヒトに戻れるようになったところで一定の目的は達成されているわけです。しかしそこで畳み掛けるようにヒトの獣人への不理解に直面することでアニマシティにとどまる理由が「獣人を理解する」というものに変質しているんですね。だからこそ12話のラストでみちるが獣人のままアニマシティにとどまるという決断をするというのも合点がいきます。

ちょっと話がそれましたが、「獣人のみちる」の瞳のなかに映っていることを踏まえると、
そこに映るものは「その時のみちる」の未来に目指しているものだと言えそうな気がします
「自分がヒトに戻ることを求める=ヒトの自分の後ろ姿」の前半
「獣人への理解=獣人の象徴である銀狼」の後半
みたいな感じですかね。

それはそうと、12話でこの瞳に映る銀狼を本編でやったのはすごくよかったですね。痺れました。

アランからのびる系統樹


12話でアランが獣人であることがわかりました。まあOPのこのセクションで出てくるあたりからまあ匂わせてはいたわけですね。
そこだけでここの場面を語り終えるのではもったいないのでもう少しこの背景の系統樹に着目してみましょう

作中での純血種の定義は今ひとつわかりかねますが、12話でアランが純血種の説明をする際にも系統樹のような図が用いられます。
その際、幹から一度枝分かれしたものが一本に束ねられた物が純血種といった描写がなされています。おそらくここ12話での樹は種族ごとの枝分かれというより、狼?の獣性の個人個人の枝分かれといった意味合いでしょう。なのでどちらかというと系統樹というよりも家系図ならぬ家系樹といったところでしょうか。

ここでOPに話を戻します。これを前提とするとOPのアラン視点だとこの背景の系統樹だと考えていた物が実は家系樹だったと言えるわけです。
だからアラン「から」伸びていたのではなく、アラン「へ」伸びていたんですね。

OPからまた脱線しますがシルヴァスタ製薬のマークそのものが樹であり、本編中のアランの登場シーンでは背景美術の窓や壁の装飾に「樹」が織り込まれている事もすごく演出として上手いです。

この「樹」のモチーフはアランにだけ特徴的なのかといえば実はこれが違います。
士郎の事務所のでかい窓。B-COOPの2階です。ここにも「樹」のモチーフが織り込まれています。
士郎の場合は同胞たちの血となるわけですが、士郎とアランの共通点をこんなところに仕込んでくるのは本当に心憎いです。
十中八九これは製作サイドが狙ってやっています。
スターターブックにB -COOPの外観とイメージボードと決定稿が掲載されていますが、これ決定稿で追加されているディティールなんですね。
確認して欲しいので、
みんなスターターブックを買おう!!
「BNA ビー・エヌ・エー」公式スターターガイドブック: 作品一覧/TOHO animation STORE | 東宝アニメーションストア

終わりに

脱線しまくる、読み難い、説明不足の三拍子が揃ってしまった当記事を読んでくださり有難うございました。
できれば皆さんの感想なんかも聞いて見たいですね。コメント等もらえるとすごく嬉しいです
とにかくBNAはすごく満足のいく作品でした。個人的には5話がすごく好みです。
今後のTRIGGER作品にも期待ですね。
ではでは

※シルバスタ→シルヴァスタ に表記を改めました